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ambi-valance 3がリリースとなりました。

こんにちは。福間です。

ambi-valance 3が12/1発売開始となりました。

これまでの「ambi-valance」シリーズの中では最長の約45分のボリュームです。この45分の中には制作中に体験した様々な出来事、例えば夏の終わりに不完全燃焼に終わった送り火の景色や、小雨が降る明け方に釜座の小さな神社でサンプリングした水琴窟、病室で味わった酷い耳鳴り、秋の澄んだ空気の中で響いた托鉢の声、等々。偶然や必然で身の回りに起きた事やそこから立ち現れる情景、今回は特に色々な思いがいやがおうにも、作品に詰まっています。

そして、この「ambi-valance」シリーズは1,2,3と作品ごとに大きく性質が異なりますが、一貫しているのはその“源泉”が昨今のエレクトリックミュージックに対する拒絶であることは以前ブログで述べた通りで、今回もその流れは続いています。従って聴く人によっては音楽的にポピュラーではありませんから(私はポップ・ ミュージックだと思っているのですが)、「ナチュラル」や「癒やし系」、下手したら「ヒーリング・ミュージック」と評されることもありまして、しかしそれって どこか東北の方の山奥にでも籠もって宇宙と交信しながらシンセサイザーを鳴らしてる仙人じゃあるまいし、私としてはそういうのとは全く違うぜ、という事だけはこの場でハッキリと表明しておこうと思います。もっとドロドロで重くて怖いんです(笑)

また、今回はゲスト・ミュージシャンとして小西健司さんに参加していただきました。この一年を通じて不思議とご縁があり、ライヴでもほぼご一緒していましたので、この作品への参加も自然な流れだったと思います。私の楽曲をお送りし、そこから小西さんが閃いたアイデアを沢山のサンプル素材としてフィードバックいただきました。そんな素材達を私が編集し、楽曲に反映するという形で仕上がっています。作品のコンセプトなど何もお伝えせずにやり取りを進めたのですが、結果ドンピシャな素材達を送り返してくれまして、それらはambi-valance 3の世界観には欠かせない重要な要素となっています。

それと、これまでは毎回ダイジェスト版を試聴動画として公開してきたのですが、今回は悩みに悩んだ結果公開しないことにしました(動画ファイルをサーバーに公開待機状態にまでしたのですが…)。本作45分間、私のワガママにお付き合いいただければ嬉しいです。と言っても何も「音に集中して聴いてくれ!」という上からな物言いではなく(それももちろん嬉しいですが)、まずは軽く、むしろ無視するかのように聴いていただいても面白いかもしれません。

というのも今回は楽曲の中で鳴っている音楽そのものよりその外側、つまりスピーカーやイヤフォンの外で鳴っている音と風景に意識がいくような構成にしているからです。「音楽を聴いてほしいのに無視するの?」と一見矛盾しているようですが、作品から聞こえてくる音とリアルタイムで今居る環境が相互に影響し合って、その場限りの風景が目の前に広がるなら素敵だなぁと思って作っています。ですので、近所の道を散歩しながらとか、電車やバスで見慣れた景色を眺めながらなどもいいかもしれませんよ。

というわけで皆様にこの作品を楽しんでいただければ幸いです。

2016/12/1 Release
ambi-valance3 / Hajime Fukuma
01 sign 17’04
02 omen 02’55
03 difference 04’37
04 serenade 03’46
05 ghost 16’20
Total time: 44’41
Track 01,05 Noise and Samples by Kenji Konishi
All songs composed, arranged, performed & produced by Hajime Fukuma
recording and mixing at Kyoto Japan 2016
HSHF-0006 heliosphere Hajime FukumaManufactured and distributed by heliosphere.
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